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MISSION

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変化に優しい社会の実現へ-感情を見渡す足場をつくる

 

何事も終わりを迎え、また新しい役割を担います。

代々住み継がれてきた家も、住人がいなくなると、家という役割を果たし、更地になり、その土地はしばらくお休みかもしれません。

昔から人々の拠り所として在り続けた寺も、檀家が減り、後継ぎがいなくなると、寺としての役割りを果たし、山へ還り草庵となり、虫や動物の住処になるかもしれません。

集落もまた然り。

しかし、いざ終わりを目前にすると、喪失の不安や脈々と続いてきた伝統を絶やす罪悪感や後ろめたさ、寂しさなど、人それぞれの感情が渦巻くことでしょう。

終わりに抗うことがまた1つのやりがいや生きがいになることもあります。その努力によって息を吹き返すことましばしです。

一方で、もうたくさん、よく頑張った、これでいい、というように現実を受け入れ、穏やかな終わりへ向かうという選択肢があってもいいと考えています。

その時その時に感じる感情を大切にしつつも、一歩踏み出し、中長期的な視点から本当に集落にとって重要な意思決定を行うこと。

思い出を整理し、残すもよし。いつかの未来への期待を込めて、今の想いを紡ぐもよし。

 

自分の気持ちを整理する機会がある、安心して腹を割った話ができる場がある、そうした感情を見渡す足場を創ることで、ムラツムギは集落にとって最善の選択肢が取れるようにサポートしていきます。

VALUE

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学問への敬意を惜しまない

私たちの活動は、先人たちの多大な学問的功績のうえに成立しています。

ムラや集落については、社会学や農村計画学などの先行研究を、語りについては、オーラルヒストリーなどの歴史研究や社会調査の手法を参考にしています。

ムラツムギは、アカデミアとの連携を強化し、自らその研究分野の先駆者となる気概を持って活動を進めます。

 

「傾聴」のプロフェッショナルとして

人の語りを注意深く聴くこと、すなわち「傾聴」は、一見簡単なようで高度な技術を要する作業です。

ムラツムギは、訪問看護やアカデミアの現場において、傾聴を積み重ねてきたメンバーによって構成されています。データやシステムが重要視される現代において、軽視されがちな「傾聴」ですが、私たちはそこに人の人生を豊かにする大きな可能性を感じています。

私たちは、「傾聴」のプロフェッショナルとしての矜持を胸に、常にその研鑽を怠らないように努めると同時に、その意義や手法を広め、新たな「聞き手」の育成を進めていきます。

 

当事者至上主義を貫く

 

ムラツムギの活動は常に現場とともにあります。

私たちは、当事者たち(生活者たち、と言い換えてもいいかもしれません)の視線というフィルターを通じた「現実」を大切にします。なぜなら、何かの出来事や環境を、どのように捉えているかは、当事者たちに向き合わなければいつまでも見えてこないからです。

私たちの活動の原点である地域は、時に当事者不在のまま、経済的指標やマクロ政策的な視点から評価され、手を加えられてきました。私たちは、そうした伝統的なアプローチとは一線を引き、当事者たちの生の声こそを判断の根拠とする、新たな地域との向き合い方を模索していきます。

HISTORY

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ムラツムギの始まりは2014年。

代表の田中がTEDxSakuで提示した「ふるさとの看取り方」に遡ります。

高度経済成長期には4000人に達した田中のふるさとは、今や300人を切るまでに人口が減りました。

中には残り2人、3人の集落もあり、活性化だけが答えではないと感じつつも、自分自身もふるさとの外で暮らす一人として、愛するふるさとにどう関わっていけばいいのか分からない、そう悩むようになりました。

そんな時偶然出会った一冊の本がキューブラー=ロスというアメリカの精神科医が書いた『死ぬ瞬間』という本。

ターミナルケアという考えが意外にも近年生まれた概念であることを知り、「人間と同様地域にも『看取り』が必要ではないか」と考えるようになります。その思いを載せたプレゼンテーション「ふるさとの看取り方」は、地域おこし関係者をはじめ全国で大きな反響を呼びました。

それから4年が経過した2018年。

この動画を見た当時コミュニティナースとして活動していた佐藤が田中を訪ねたことがきっかけとなってムラツムギ構想が生まれることになります。

コミュニティナースとして京都府綾部で活動していた佐藤は、地域に暮らす高齢者の方々と触れ合う中で次第に田中と同じ思いに至るようになります。田中と会って話をしたいーその思いを綴った投稿を偶然共通の知り合いが見つけ、なんとその3日後二人は東京で出会うことになりました。

ちょうどそのころ、東京から島根県隠岐の高校に「留学」していた前田も、地域活性化の聖地として知られる隠岐に次第に疑問を抱くようになります。

活性化だけが全てなのだろうかーそう思い始めた前田。

そして佐藤の古くからの友人で医者として地域に入り続けていた漆畑も、表現は違えど同じ思いに行きついていました。

ここに、地元が佐藤の活動拠点だった綾部の出身で、偶然田中の講演を聞いた大槻が仲間に加わり、総勢5名でムラツムギが発足することとなります。




沿革


 ・2019年3月    (任意団体)ムラツムギ 発足
 ・2019年3  月31日  ローンチイベント運営(於:東京都 LIFULL HUB様)
 ・2019年4月    京都市にて連続型ワークショップ「エンディングノートをつくるかい」を開始。
 ・2019年5月〜6月  同上のWSを計2回開催。

 ・2019年n月    ムラツムギVilage(Facebookグループ)開設
 ・2019年10月     村民集会・村民の宴 開始
 ・同        京都府ベンチャー事業の一員として事業開始。
 ・2019年1月〜2月   府ベンチャー事業として、京都府京丹波町和知・大簾地区でワークショップを運営。
 ・2020年2月12日  NPO法人ムラツムギ 設立
 ・2020年6月    公式HP 開設

 ・2020年8月    家史リリース

 ・2021年10月     私史リリース

 

メディア掲載

・2019/6/22 ふるさとの消滅は何を意味するのか(Newspicks)

https://newspicks.com/news/3950529/body/

・2019/6/11 朝日新聞ひと 限界集落の終活を唱える大学生

https://www.asahi.com/articles/DA3S14050625.html

・2019/09/12 集落の終活を考えよう(日本経済新聞)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49674400R10C19A9SHE000/

・2021/04/18 暮らしの足跡を冊子に NPOが「家史」作成(朝日新聞)

https://www.asahi.com/articles/ASP4K7RP9P47UTIL04Z.html

・2021/9/27 集落消滅も視野に将来像話し合おう NPO法人「ムラツムギ」田中佑典代表に聞く(北海道新聞)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/593104

法人概要

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​法人名

NPO法人ムラツムギ

所在地

東京都杉並区

設立日

2020年(令和2年)2月12日(2019年4月1日 任意団体発足)

目的

この法人は、急速な過疎化が進行し、今後集落の消滅が一定程度想定されている我が国において、集落で暮らす住人に対し、集落の将来と向き合い、住人ひとりひとりの人生における集落の位置づけを再確認するきっかけを提供するとともに、その寂しさに寄り添い、集落を閉じる悲しみから集落を紡ぐ希望を持てるようにすることを通じて、地域活性化以外の選択肢を提示し、集落の住人の幸福の増加に寄与することを目的とする。

事業

この法人は、第3条の目的を達成するため、次の特定非営利活動にかかる事業を行う。
(1) 集落に暮らす住民からのヒアリング 
(2) 地域づくりに関する調査、研究及び実践的な活動
(3) 前号の内容の発信のイベントの開催 
(4) 前各号の活動を踏まえた、試験的な社会実装のための企画立案 
(5) 関係者間のネットワークの形成
(6) その他目的を達成するために必要な事業

役員

代表理事  前田 陽汰
代表理事  田中 佑典
副代表理事 佐藤 春華
理事    漆畑 宗介
理事    松嶋 駿(事務局長 兼務)
監事    大槻 慶

連絡先

NPO法人ムラツムギ事務局
電話 050-3155-1204(代表)
E-mail info[at]muratsumugi.or.jp